令和5年度 保護者アンケート、職員自己評価の結果及び分析等
1 アンケート・自己評価について
保護者アンケート 期間 令和6年2月28日〜3月7日 回答率75.0%(4年度72.0%)、無記名
職員自己評価 期間 令和6年2月28日〜3月6日 回答率100%(休業者を除く、4年度100%)、無記名
集計方法 A:そう思う4点、B:だいたいそう思う3点、C:あまりそう思わない2点、D:そう思わない1点として点数化して平均化しました。最高点4.0〜最低点1.0です。
2 アンケート回収方法
Google formによる入力、もしくは紙媒体による提出
3 保護者様の評価が平均3.0点未満(平均B評価未満)の項目
該当項目はありません(令和3〜4年度もありませんでした)。
4 保護者様の評価が平均3.25点未満の項目
令和2年度7項目、令和3年度3項目、令和4年度は1項目、今年度はありませんでした。
5 令和2〜4年度の平均と比較して令和5年度に0.25以上低下している項目
0.25以上低下している項目はありませんでした。
一番低下しているのは「園では発達に応じて食育(給食、食物、食文化、マナーなど)の取組がなされている」です。今年度の平均は3.49で過去3年間と比較して0.12と若干低下しております。食育に関する新たな取組も行っており、内容や発信方法を検討いたします。
6 総括
令和2〜4年度の平均と比較して向上している項目は26項目中19項目で、全体的には少しずつ向上していると考えられます。その中で平均が一番低かったのは「子育ての悩みや不安について職員には気軽に相談できる」(3.26ポイント)でした。上昇しているもののC、Dの評価が9名いらっしゃるということは問題点と捉えております。今後は御相談を待つだけでなく、職員からも積極的に話しかけたり、情報を配信したりするとともに全ての保護者様とお話がてぜきているかを確認する世にいたします。
C,D評価が11と多かった項目は「職員は保護者様、お子様に対していつも明るく笑顔で接している」です。このことは御意見でも御指摘を受けております。職員の意識との差も0.29あり、職員会議で共通理解、指導をいたしました。御意見への回答も御一読ください
保護者様の評価と職員の評価に差がある項目は「送迎時やキッズリーでお子様の園での様子について情報交換ができている」で0.45の差でした。情報交換の回数だけでなく、内容や質も考えてまいります
「園では発達に応じてやさしさが身に付くような取組がなされている」へのC回答が11でした。今までの取組を振り返るとともに保護者様に日頃の保育をきめ細かにお知らせしてまいります。来年度からは「ドキュメンテーション」という手法でより丁寧にお伝えいたします
環境面は今年度も高い評価をいただいております。引き続き環境整備に努めてまいります
7 園への主な御意見・御要望と回答について
個別の回答を望まれた保護者様はいらっしゃいませんでした。無記名のため思いと異なる回答をしているかも しれませんが、どうぞ御容赦ください。なお、類似した内容の場合はまとめており、個人が特定されないように一部を省略して概要で記載しております。(〇名)は同様の御意見を書かれた保護者様の人数です。
集計結果・御意見・御要望は真摯に受け止め、職員会議で共有及び改善策等の検討を行いました。また、3月下旬に第三者委員様にも御指導・御助言をいただき、4月初旬にHPへ公表をいたします。
(1) 職員への感謝・励まし(8名)
問 他園と比べて保護者に寄り添って保育してくださっているなと感じます。毎日ありがとうございます。
問 いつも有難うございます。いわまつ保育園で過ごせて感謝。
問 いつも保育ありがとうございます。先生達の愛のある保育のお陰で、仕事と家庭の両立を保てています
問 兄弟児から合わせるといわまつ保育園に通わせていただいて約10年になります。思い出すとたくさんご迷惑をおかけしました。その都度、先生方には本当にお世話になりました。
問 いつもお世話になっています。楽しく保育園で遊んでいるようでニコニコしながらお話ししてくれます。これからもよろしくお願いします
問 いつも子供達が楽しく保育園に通えているのは先生方のお陰です。ありがとうございます。
答 温かいお言葉を多数いただき、職員は感激し、たいへん喜んでおります。ありがとうございます。今も御期待に応え続けられるように精進いたします。
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(2) カーブミラーについて(3名)
問 道から来る車が時折見えにくく、保育園内に入ってくる車と駐車場から出る車が同じタイミングになり、バックして、譲る事が時折あります。ミラーがあれば、より安全ではないのかなと思います。
問 正門の所で出会い頭に車が来る場面が度々あります。見通しをつけるためにミラーを設置してほしい
答 御意見ありがとうございます。御指摘のとおり南側から来る車が見えにくいことがあります。出入口正面の道路標識に設置するには警察署の許可が必要です。歩道(市道)に設置するには市の許可が必要です。道路東側の園の敷地内に設置すれば許可は不要ですが、設置場所によっては北側からの車が見えにくくなるかもしれません。設置場所・手続き・工期・費用などを業者と打合をする予定です。できる限り急ぎたいと思いますが、設置は4月以降と思われます。御不便をおかけして申し訳ありませんが、今しばらくお待ちください。
(3) 職員について(3名)
問 保護者によって、あからさまに態度が変わる先生がいる気がします。
問 子どもに関する報告が保護者の方から尋ねないとない(あるいは遅すぎる)・お迎えの時に挨拶がなかったり大きなあくびを目の前でされたり等、態度が気になる先生がいる
問 お迎えの時に子どもだけ先に来て、先生が誰も動く様子がない時があります。悲しいです。
答 たいへん不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ありませんでした。以前も同様の御意見をいただきましたので、その後、職員間で具体的な改善策を決めて、取り組んでいたつもりでしたが、指導が不十分で取組が徹底しなかったことを心よりお詫び申し上げます。職員には速やかに知らせ、指導をいたしました。同様のことが繰り返される場合は具体的な期日、職員名、場所、状況など、分かる範囲でかまいませんので、園長・主任保育士へお知らせください。個人が特定されることはありません。
(4) 登降園アプリについて(2名)
問 クラスフォトでいつからか文字だけになってしまいましたね。今は慣れましたが、突然だったし、普段使われてた方が使われてないのには少し冷たい印象をもってしまいました。クラスフォトには、絵文字などあるとより楽しい雰囲気が伝わりそうな感じがしてます!
答 かつて絵文字を使用したり、話し言葉で配信したりしていることがあったようですが、今年度途中より「プリントにせよ、アプリ配信にせよ園から保護者様に配信する文書・写真は全て公式な文書(書類)となります。個人的な手紙やメールとは異なるので、正しい日本語(書き言葉)で事実を正確に伝えること。これは小中学校や公共機関と同じ」ということを指導し、常用の書き言葉を使用しております。絵文字や話し言葉は受け取り方によって誤解を招くこともありますので、できる限り使用を控えております。堅苦しくお感じかもしれませんが、絵文字がなくても楽しさが伝わるように工夫いたします。
問 活動中の写真を撮られているが、できれば1人また2〜3人程度で写真を撮って欲しい。1枚でもいいので…。水筒が全然減ってない。水分補給をもう少し促して欲しい。
答 今後も全体写真、少人数写真、個人写真をバランスよく配信するようにいたします。水分補給は常に声をかけているつもりでしたが、再度、全職員で確認をいたしました。また、水分の必要量は気温・湿度の他にも個人によっても異なります。お子様にとっての適切な量や御自宅での摂取量など、担任とお話しいただければ幸いです
(5) 質問項目と情報発信について(1名)
問 感染症対策や設備点検等、具体的にどのように行われているか知らないので回答のしようがありませんでした。設備点検については園側から何も聞いた事はないので、簡潔で構わないので通知してほしいかなと思います。
答 御指摘のとおり、今後は感染症対策や設備点検はもちろん、園の取り組みをもっと詳しく発信するようにいたします。また、来年度以降は「分からない」という回答項目の追加を検討します。
(6) クラス替えについて(1名)
問 保育園側のご都合もあるかと思いますが来年度のクラス担任の先生を1名の先生だけでもいいので持ち上がりをしていただけると安心です
答 全クラスは難しいかもしれませんが、できる限り御要望に沿えるよう検討をいたします。
8 第三者委員からの指導助言
(1) 令和5年度の行事について
自然体験・運動体験・食育体験などバランスよく実施されている。また、子どもの興味・関心を考えた様々な行事が行われていると感じる
(2) 保護者による保育園評価全般について
回答率が75.0%というのは低いように感じる。未回答の25%の方は「回答するまでもなく、概ね満足している」とも考えられるが、もっと回答率を上げる工夫も必要と思う。ネット上の無記名回答だと、だれが提出したのか分からないので、時代に逆行しているかもしれないが、無記名のまま紙で出してもらえば、提出・未提出はわかるのではないか
(3) 保護者による保育園評価結果及び保護者からの御意見について
全体的に評価が上がってきているのは、実際に園の雰囲気が年々良くなっているからだと思う。それは園児の表情や仕草を見れば私も感じている。先生方には自信を持って日々の保育を行ってほしい
1日に起こった全てのできごとを全ての保護者様にお伝えするのは難しいと思う。「保育士から保護者へ」お知らせするだけでなく、「保護者から職員へ」積極的にたずねてもらうように呼び掛けてほしい
色々な御意見があるのは当然と思うし、それを参考にして、さらに改善することは大切と思うが、根本である園の方針はぶれないようにしてほしい
コロナ禍前の行事や取組に戻していくのではなく、コロナ禍での工夫を生かして新しいスタイルの行事や取組を考えていくという発想で考えていってほしい
(4) 令和6年度の行事予定について
前年度の反省を踏まえて、時期や内容などよく工夫されていると思う。園外活動で人手が足りない時は第三者委員にも声をかけてほしい